「釜炒り茶」ってご存じですか?
一般的な日本のお茶は蒸してから作る「煎茶」ですが、これは300年くらい前に確立した製法により作られます。(編み出したのは永谷園の祖・永谷宗円)
しかし、「釜炒り茶」はそれよりずっと以前、500年から600年前に中国から伝わったといわれています。
今は西日本の一部で僅かに作られている「釜炒り茶」ですが、近くで製造体験をすることができました。
まずはお茶摘みからです。
明治期、良質なお茶を生産し多くを直接取引で海外へと輸出していたため村内に為替銀行を持っていた島田市伊久美地区。
茶畑は遠く大井川の流れを望める山の上にありました。
摘み取った茶葉をまずは日干萎凋
こうして萎れさせることで香りを出します。
ついで、室内萎凋
その後は文字通り釜で炒り上げます。
しかし、釜だけでは摘んだ茶葉を処理しきれないため大方はこちらのドラムで炒ります。
その後、この揉捻機で揉んでから再びドラムに入れ乾燥。
出来上がり。
早速淹れてみました。
「煎茶」は蒸してから揉んで乾燥を何度も繰り返すため、茶葉が細かくなり茶液に多少の濁りが出ますが、
「釜炒り茶」は茶葉が壊されないので、透明度の高い茶液となり、ほんの僅か赤みを帯びています。
釜香といわれる芳ばしい香りとスッキリとした飲み心地のこのお茶が私は好きです('▽')