Blackmon Cryptoはブロックチェーンを活用したファンド用のプラットフォームを構築し、アセットマネージャー(運用者)にファンドマネジメントのためのワンストップソリューションを提供するプロジェクトです。技術、インフラ、そして法的な枠組みまで全てをケアし、特に暗号通貨ファンドのマネジメントを容易にします。
ごちゃごちゃ書いていますが、トークン($BMC)ホルダー側から見るとプラットフォーム上にファンドを沢山立ち上げて、資産規模数十億円〜のファンド群から受け取る報酬を分け合おうぜというプロジェクトです。プロジェクトへの貢献度合によって報酬率が異なってきます。
以下、プロジェクトの概要になります。
1.プロジェクト運営組織
Blackmoon Crypto(以下、BC)はBlackmoon Financial Group(以下、BF社)の一部門で、ホワイトペーパー上の「Holding Company」にあたる組織です。Blackmoon Crypto Platform(以下、プラットフォーム)の運営主体として、IT、コンプライアンス、ライセンス、銀行とのパートナーシップなど全てにおいて責任を持ち、プロジェクトを推進します。
なお、本体であるBF社はベンチャーキャピタルの一部門として発足した後、2014年にフィンテック及び投資運用会社として独立を果たした既に十分に実績のある企業です。アイルランド籍企業である同社は、独立と同時にオルタナティブレンディング(事業会社等、銀行以外が行う貸し出し)のマーケットプレイスを開発、展開。このマーケットプレイスは今や欧州9カ国で年間100億円以上の取引量を誇っているとのこと。
<Blackmoon Financial Groupのwebsite>
2.Blackmoon Cryptoプロジェクトについて
(1)プロジェクト概要
冒頭に記載の通り、Blackmoon Cryptoはブロックチェーンを活用したファンド用のプラットフォームを構築し、ファンドマネジメントを容易にするワンストップソリューションプロジェクトです。
ファンドを設定するためには通常、膨大な労力が必要となりますが、多くの暗号通貨ファンドは特に法令、規制面で適切に設定されておらず、ファンド、投資家双方にとって大きな法的なリスクを抱えているというのがBCの見解です。パートナーであるDeloitteのサポートの元、法令、規制面をクリアし、技術面でも高クォリティなプラットフォームでファンドマネジメントの業界標準を打ち立てることを狙います。
下記の通り、既に複数のファンドの設定予定があります。これらのファンドは投資信託受益証券の代わりにトークンを発行し、広く投資家に販売していきます。
(2)ローンチ予定ファンド
A.オルタナティブレンディングファンド
BF社の最も得意とする戦略を第一弾ファンドとして投入です。オルタナティブレンダーへの貸し出しやローン債権の買い取りによって利益獲得を狙います。既に2014年からのトラックレコードがあり、フィアットベースにも関わらず、直近三年間で累積50%近くのリターンを叩き出している高収益戦略です。
B.ローリスクインカムファンド
USDまたはEUR建の社債等に投資し、フィアットベースで安定的なインカムを獲得する戦略です。USDTのように暗号通貨急落時の退避先(safe heaven)需要もターゲットとしているようで、年率5%程度のリターンを目標とします。
C.暗号通貨ファンド
多くの暗号通貨へ幅広に分散して投資し、リスクを抑制しつつも年率30%以上のリターンを狙う戦略です。ICOにも機動的に参加します。
3.プロジェクトの強み
(1)ロシア系プロジェクトであること
ロシア中央銀行は暗号通貨の利用はリスクであるとネガティブ的な見方を持っておりますが、先日イーサリアムの生みの親ヴィタリックと会見したプーチン大統領を始めとして、ロシア政府は総じて暗号通貨利用を推し進めるスタンスのようです。となれば、自国産のプロジェクトを支援するのは当然のこと。BCには追い風です。
また、ロシアの暗号通貨取引所もローンチ予定。配当系はSECに証券と見なされ、米系の取引所から叩き出されるという噂もありますが、ロシア取引所が稼動すればトレードできなくなるリスクを考慮する必要はなくなると考えます。
(2)強力なパートナー及びアドバイザー陣
・Deloitte:言わずと知れた世界最大の会計事務所。
主にLegal、Regulation面からプロジェクトをサポート。
・Oskar Hartmann:ロシア最大の民間商業銀行であるアルファ銀行の取締役会の一員。
・Vasyl Lastanych:携帯通信サービス世界第6位の企業であるVeonのヴァイスプレジデント。
・Sasha Ivanov:Wavesのファウンダー。
・Sebastian Stupurac:Wingsの共同ファウンダー。
4.投資メリット
$BMCホルダーはトークンを保有(&専用のウォレットに格納)の上、Continuous Contributer(CC)として登録し、様々な役割を果たすことにより、ファンドから安定的な報酬を受け取ることができます(運用額、リターン等から0〜10%程度)。CC登録は2018年1月開始予定で登録の際にどの役割を果たすかを各自が選択できます。
(1)Investment Advisor(IA)
ファンドを実際に運用する者で、一定数量の$BMC保有がマストであるとと共に、唯一BCからの認定が必要なCCです。マネジメントフィーとしてAUM(Asset Under Management、運用額)の2%/年と運用がうまくいった場合、パフォーマンスフィーを受け取ることができます。
(2)その他の役割
IA以外に、Platform Ambassador, Promoter, Investment Analyst, Voter, Legal Advisor, Public Auditor and GR Advisorなどの役割があり、これらは特に経験や資格は不要です。例えば、Platform Ambassadorはバウンティプログラム参加者のようにプラットフォームやファンドの認知度を高める活動を行ってプロジェクトに貢献します。
なお、CCになることを望まない投資家は直接、上記の報酬等にありつけません。が、CC資格を得たい他の投資家へ$BMCを一時的に貸し出すことができ、この場合、ファンドから報酬の一部の支払いを受けられます。ただし、契約で定められた期間中はトークンを引き出すことができません。
(3)Downside Protection
$BMCには他の通貨/トークンに見られない特徴として、Downside Protectionがあります。$BMCホルダーはトークン配布から二年間、Reserveのある限り、Distribution Priceの80%でBuyback(買い戻し)をBCに請求することができます。
ReserveはICOで集めた金額の30%なのでざっと10MUSD。ICOは1USDで配布されましたので、0.8USDで買い戻し請求が可能です。これは当面のトークン価格のフロアが0.8USDとなることを意味します。フィアットベースのプロテクションなのでBTC暴落局面においても資産価値が毀損しません。$BMCが0.8USD近辺であれば、USDTの代わりに使っても良さそうです。
5.リスク
(1)BCのIA選定能力
ファンド運用がうまくいくことが前提の報酬体系となっています。従って、BCが継続的に運用スキルの低いIAを採用してしまうとトークン価格の下落と、最終的にはプロジェクトが破綻に瀕するリスクがあります。
(2)Reserveの枯渇
主にDownside Protectionを投資目的としているホルダーにとってのリスクです。ただし、現在のように暗号通貨に不利な環境にあってもプロテクションの存在が認知されていれば0.8USD以上での買いが入り、売り方にとっては買い戻し請求を必要としないケースが多いはずです。従って、二年間という期間中でReserveは枯渇しないのではと私は考えています。
6.結論
プラットフォーム運営とファンドマネジメントが肝で、上記のリスクがありますがその他はあまり欠点が見当たらないと考えます。プロテクションもありますし、特に当面は安心して買える銘柄ではないかと思います。
$BMCは9/20頃に配布される予定です。SlackでのDevの発言によりますと、数週間〜1ヶ月以内に複数の取引所へ99.9%上場するとのことですが、まず配布後はEtherDelta(イーサデルタ)で売買できるはずです。
※本内容は私のブログからの転載です
http://blog.livedoor.jp/cryptaltcc/archives/3692741.html