写真は朝の八幡ドトール店内。
日本美術会の会員になったのはいいのですが、前からなんとなく感じていたことを書きます。
日本アンデパンダン展という、日本美術会主催の展覧会のアートシンポジウムに参加したことがあります。内容は原発とマンハッタン計画と原子炉開発者エンリコ・フェルミ、原爆の父ロバート・オッペンハイマー中心の内容でした。講師はアメリカ出身で日本語で詩を書くアーサー・ビナードさんでした。ふとまわりを見るとほとんどの参加者が高齢の方で占められていることに気づきました。そういえば日本アンデパンダン展は前は上野の東京都美術館でやっていたのに、東京藝大中心に学術的色彩の濃い地区でお客さんが偏ってしまう、もっと一般の若い方にも観てほしいということで六本木にある国立新美術館に舞台を移したんでした。移った当初はシンポジウムにも若い人が来て、高齢者が多いことにびっくりしながらも参加していたそうですが、私が参加した時は中高年の方で占められていました。(私も中年ですが)なんとなく事情を察して、私も日本アンデパンダン展そのものには作品を出し続けましたが、それ以外の催しには参加しなくなりました。
さて、私は一昨年出した作品(仙台の風景画)が認められて、日本美術会の会員になりました。入ってみてびっくりしました。会報を見たら会員の平均年齢76歳。70代、80代の方々が圧倒的に多くて早く手を打たないと大変なことになるとありました。20代、30代はいなくて40代はたったの5人、私を含めた50代は11人。70代、80代は100人単位でいらっしゃるのに。アンデパンダン展の出品者には20代、30代の参加者はいるけど彼らの作品は小さいものが多い。会員になるにはハードルが高いと。
さて、こういう問題って一部の団体の問題ですか?それとも、あちこちで似た例はありますか?たとえば某政党の事務所に勤めているある男性は「40代の俺が若者って言われるんだもんなあ」と高齢化をぼやいておられました。
まあ、今の若者は仕事は非正規の人の割合が多く、本当にこき使われているから美術どころじゃないという事情があるでしょう。国民が貧しくなったら、文化に興味を持つ暇もないでしょうなあ。
若い人がどんなアートに興味を持っているんだろうという疑問も持ちました。そこに問題解決の鍵があるんだとしたら。
ところで、2023年にアメリカで公開された映画「オッペンハイマー」は日本では公開時期未定だそうですが、どうしてでしょうね?