こんにちは!医師のizuruです。
今回からみなさんに、身近な食品が医学的に体にいいものか悪いものか、ご紹介していきたいと思っています。
気楽に読んでいただければと思いますー!
まずはチョコレートについて。
昔、とはいっても10年くらい前ですが、チョコレートを食べすぎると鼻血がでたり、虫歯になるから、あまり食べてはいけない、といったことをいわれていた方も多いのではないでしょうか?
少なくとも、健康に良い食品としては、あまり世間には認知されていなかったはずです。
しかし、近年は、多くのチョコレートが登場し、GABAや乳酸菌を配合した「健康増進チョコレート」なるものもよく見かけます。(効果については甚だ疑問ですが)
実はチョコレート、特にダークチョコレートは、乳酸菌やGABAなどを配合しなくとも、十分すぎるほどの健康増進作用を持っていることをご存知ですか?
今回は、巷にあふれている噂などではなく、医学的に研究されている、本当のチョコレートの効果を徹底解説していきたいと思います!
なぜチョコレートの健康促進効果がわかったのか?
チョコレートの効果を解説する前に、なぜチョコレートの健康促進作用が注目されるようになったのかということに触れていきたいと思います!
答えは中米の国パナマにあり!
中米の国、パナマのサンブラス諸島には、クナ族と呼ばれる先住民族が住んでいます。(もちろん都会へ移住した方もいます)
サンブラス諸島のクナ族は、1日に何度も、すりつぶしたカカオの実とトウモロコシを混ぜた飲み物を飲む習慣があります。*1
都会のクナ族 vs 島のクナ族
Kean博士らは、都会のパナマシティに移住して現代的な食生活をしているクナ族と、サンブラス諸島に住むクナ族を比較研究しました。
すると、サンブラス諸島に住むクナ族の方が、血圧が低く、心臓疾患の発生率も少ないことがわかりました。*1
この発見が、チョコレートの健康促進作用が注目されるきっかけとなった、といわれています。
んーチョコレートの健康効果には歴史があるのですね。
次回からは具体的な成分と作用について見ていきたいと思います!
参考資料
1)The blood pressure of the Kuna Indians. [Am J Trop Med Hyg. 1944; 24: 341-343]
-Kean BH.