LBRY はブロックチェーンを使った分散型コンテンツ共有プラットフォームです。
削除された UCB のオンライン講義を配信するというニュースが昔ありましたが、実際公開されたのか気になったのでアカウントを作成してみました。
ざっと調べたところ、lbry://@UCBerkeley 以下に 3116 コンテンツあるようなので、これが例のオンライン講義だと思われます。ただ、LBRY のインターフェイスは恐ろしく検索性が悪く、目的のコンテンツを見つけるまで一つずつリストを見ていかなければならないような気がします。(もっと良い方法があったらコメントで教えてください、ちなみに一番上にある索引ファイルには 10 コンテンツ分しか記載されていませんでした・・・)
また、新規登録して少しいじっているだけで少量のクレジットが貰えたので、コンテンツの公開も試してみました。
コンテンツの公開は右上の Publish ボタンから行えます。表示された画面に必要事項を記入するのですが、キーボードショートカットでコピペができません。コピペはマウスの右クリックメニューから行う必要があります。結構ストレスを感じるバグなので、早めに直して欲しいですね。
適当に項目を埋めたところ。誰もアクセスすることはないだろうと思って有料にしてみました。
URL の仕組みは少し面白くて、オークション形式になっています。使用したい URL と支払っても良いクレジット数(最小は 0.01 LBC)を決めてコンテンツを公開すると、まず指定した URL に トランザクションのハッシュ値がついた URL で公開されます。
今回、lbry://torii-in-a-japanese-shrine という URL を指定したのですが、これにトランザクションのハッシュ値がついた
lbry://torii-in-a-japanese-shrine#bfe9c03c495588a89c8fbe794737d7a96e23c3a6
が固有のコンテンツ URL として割り当てられます。
また、同じ URL を指定しているコンテンツのうち、最も高いクレジットを支払ったコンテンツは、ハッシュ値のない URL も使用することができます。こちらは、より高いクレジットを支払ったコンテンツが現れるまで利用することができます。ハッシュ値付きの URL を検索で見つけることは難しいので、視聴して欲しければ高いクレジットを支払って短い URL を取得する必要があります。
検索キーワードのオークションと同じ仕組みで、面白いとは思うのですが、今のところ検索性が非常に悪いため、あまりクレジットは支払っていないが有益なコンテンツを見つける術がなく、視聴者側が置いてきぼりになっている感じがします。つまり、面白くはないがたくさんクレジットを支払ったコンテンツばかりが表示されてしまう可能性が高いです。そのうち改善されると期待しましょう。
ちなみに、今回は同じ URL を指定しているコンテンツが他にないため、lbry://torii-in-a-japanese-shrine も使用できるはずなのですが、手元のクライアントでは見つかりませんでした。これもバグだと思います。
ところで、分散ネットワーク上で有料コンテンツの仕組みを作るのは結構難しいと思うのですが(コンテンツの暗号化に使った鍵の配送問題が生じるため)、LBRY はどうやって実現しているのでしょうか。気になるところです。
また、ブロックチェーンを使ったコンテンツ配信に関するプロジェクトには DECENT もあります。こちらもまた試してみたいと思います。