皆さん、こんばんは。主催の#1 コンテストに参加したいと思います。
私の好きな映画は1960年公開のフランス映画「太陽がいっぱい (仏題 : Plein Soleil)」 です。
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この映画のオリジナルはパトリシア・ハイスミス原作の小説です。その後、映画化されました。小説は読んだことがありませんが、最後のシーンが映画と少し違うようです。主演のアラン・ドロンはこの映画が6作目の作品であり、この作品で一気にスターダムに駆け上がりました。
20年以上前に偶然テレビでこの映画を観て、アラン・ドロンがイケメンすぎてビックリしたのと、私は元々サスペンス小説や映画が好きだったということもあり、すっかりこの映画のファンになって、その後DVDを何度か借りて観ました。
ストーリー
貧しいアメリカ人青年トム(アラン・ドロン) は、金持ちの道楽息子フィリップ(モーリス・ロネ) の父親に頼まれ、彼を連れ戻すためイタリアのナポリにやってきました。フィリップはトムの言うことを聞かず、金にものを言わせ女遊びに明け暮れます。
またトムは、自分のことを邪険に扱うフィリップに怒りと嫉妬を覚え、フィリップを殺して彼に成りすまし、大金と彼の婚約者・マルジュ(マリー・ラフォレ) を自分のものにしようと計画します。
ある日、フィリップが所有しているヨットの上で、トムはフィリップを刺殺しロープで縛って海に捨てます。そして、トムはフィリップの身分証明書を偽造し、フィリップのサインや声を真似て、彼に成りすまします。そして、まんまとフィリップの親元からの送金を受け取り、大金を手に入れたのです。
しかし、フィリップの友人・フレディ(ビル・カーンズ) がトムの悪事を見破ります。日頃からフレディのことを嫌っていたトムは、フレディを撲殺しました。フレディの死体は発見され、殺人事件として警察が捜査します。
そのうち、フィリップに成りすます生活に限界を感じたトムは、フィリップの遺書を作って彼が自殺したと装いました。
婚約者を亡くし悲しみに暮れるマルジュにトムは接近し、優しく接するトムにマルジュも心を寄せるようになり、遂に結婚することになりました。
トムは有頂天になりました。自分がフィリップとフレディを殺害した事実は露見しそうになく、愛する人・マルジュを手に入れ、幸せいっぱいで「太陽がいっぱいだ。今まででいちばん最高の気分だよ。」とビーチ沿いに寝そべって酔いしれていました。そこにトムにとって最も現れて欲しくない客が訪れました。ここで映画は終わっています。
感想
主人公・トムがフィリップを殺害して部屋の壁に大きな紙を貼り、フィリップのサインを必死になって真似するシーンには、'' 何がなんでも大金を手に入れてやる!'' という人間の醜い部分を見た気がしました。アラン・ドロンの演技に狂気さえ感じました。
それと対照に、最後にトムが「今までで最高の気分だ。」と至福の笑顔でつぶやくシーンには、悲哀を感じました。「これから彼にとって最も不幸なことが起こるのに、よくそんなことが言えるな。」 と思いました。
太陽の光が照りつけるビーチと青い海がアップになって映画は終了します。この曖昧な終わり方も印象に残りました。
また、この映画は音楽も素晴らしく、映画音楽の中で私の一番好きな曲です。この音楽によって主人公トムの友人・フィリップに対する羨望、友人の財産と婚約者を奪うために奔走する野心、全てのことが上手くいきつつあり、自分は何でもできる可能性を持っていると勘違いする自惚れ⋯がより一層上手く表現できていると思いました。
もうすぐ公開予定の「ジュラシックワールド」のようなCGや合成などのVFXの技術を使った映画も好きですが、昔の映画もいいですね。
読んでいただきありがとうございました。