『全国玉露のうまい淹れ方コンテスト』が、来月12日京都で開催されます。
このコンテストは玉露の三大産地の
福岡の八女、京都の宇治、静岡の藤枝を巡回して毎年行われています。
今月27日(土)、静岡県藤枝市ではそのコンテストの予選会が開かれました。
対象は小中学生。
そのほとんどは藤枝ジュニアお茶博士を務める子供たちです。
もちろんこのコンテストの全国大会は年齢制限はありませんので、どなたでも出場できますが、(募集定員100人のところ、まだ余裕があるそうですよ)
藤枝市では予選会は子供対象となっています。
この日の参加は24名。
まず午前中は私たち日本茶インストラクターの指導で玉露の淹れ方を練習します。
午後は4人ずつのグループに分かれてもう一度玉露を淹れ、互選で4人の中から決勝進出者を1人選びます。
この時、子供たちは隣のテーブルに移動して、そこに並べられた玉露を飲んで審査することになります。
お茶を知り尽くした人が審査するのではなくて、初めて玉露を飲むという場合もある子供たちによる審査なので、この一次予選は賛否がありますが、
運を天に任せるしかありません(-_-;)
一昨年、全国大会で3位入賞した中学生は、今年はこの時点で敗退してしまいました。
そして次は、選出された6人による決勝戦です。
こちらの審査は日本茶インストラクターや茶商などの専門家がつとめます。
いよいよ結果発表。6人中上位4人が、京都での本選に二次予選から出場できるというシード権を与えられました。
本選には落ち着いて臨んでほしいと思います。
ところでこの『玉露』言わずと知れた最高級茶ですが、
その、理由をご存知でしょうか…
日本で最も多く作られている煎茶は100㌘1,000円も出せば、上級といわれるものが手に入ります。(もちろん更に上は限りなくありますが)
でも、玉露は最低でも100㌘3,000円といったところです。
その値段の差はどこからくるのかといいますと、それは栽培方法の違いからきています。
煎茶はほぼ露地栽培(一部被覆されることもあります)されていますが、
玉露は芽が出始めてから、摘み取るまでの約3週間、日光を遮って育てられます。
その、遮光も2段階、3段階と徐々に遮光率を上げて最終的に90%以上になるように、棚を作ってよしずや寒冷紗を被せていきます。
出典:藪崎園
茶畑を何面もこのようにしていくなんて、想像しただけでも、かなりの労働力だということがわかります。
そして、このように育てられた茶の若葉は機械で刈り取るのではなく、一芽一芽手摘みされます。
栽培から摘採までのこの労力が価格に反映されてくることになります。
このようにして育てられた茶の木は、少ない日光を求めて葉を大きく薄く広げていきます。玉露の茶葉が柔らかいのはそのためです。
また、日光を浴びて行われる光合成で甘味旨味成分のテアニンが渋味成分のカテキンにかわるのですが、それが制限されることで、渋味が少なく甘味旨味の多いお茶になります。
この日本独特のお茶・玉露は、一般的な緑茶のイメージとは違い、
「出汁を飲んでいるようだ」と感じる方も多く、味については好き嫌いが分かれるところのようですが、
是非一度ご自分の舌で味わっていただきたいと思います。
そうそう、それに高級な玉露って青のりの香りがするんですよ。面白いですよね。
被覆する事によって蓄えられる成分でジメチルスルフィドといいます。
こちらも感じてほしいと思います。
そんな折り、たまたま目にしたTV番組の予告に興味あるものを見つけました。
今夜放送の『マツコのしらない世界』
最高級茶についてどんな話が聞けるのか、個人的にとても楽しみです。
早く夜にならないかな~(-*)